四日市市美展始まる 50回記念の歩みパネル展も

【彫刻作品が並ぶコーナー=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市は30日、同市安島の市文化会館で、市民の芸術活動推進を図る「令和5年度・第50回記念四日市市美術展覧会」を開いた。日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真6部門の応募作品392点と高校生の優秀写真作品10点を展示している。10月8日まで。2日は休み。

各部門の市長賞、市議会議長賞、教育委員会賞、岡田文化財団賞、市文化協会賞、シー・ティー・ワイ賞、奨励賞、クスノキ賞に選ばれた作品をはじめ、いずれも見応えのある作品が展示棟全館と第4ホールに並んでいる。

第50回を記念した「市美展の歩み」と題したパネル展示や、無鑑査・招待者の「私のイチオシ」作品の出品もある。

来館者らは、会場入り口で手渡された「来場者が選ぶ作品賞」の投票用紙を手に熱心に鑑賞して回り、各部門の一番気に入った作品の番号を記していた。同賞の投票期間は5日まで。結果は6日に会場で発表する。

菰野町菰野の渡部佐惠子さん(86)は「絵画が長年の趣味、作者それぞれの真剣さが伝わってきます」と話していた。