男性法務教官を停職処分 宮川医療少年院、職員官舎で下着盗む 三重

【伊勢】三重県伊勢市小俣町の宮川医療少年院は29日、職員官舎の被害者宅に侵入し、下着を盗んだとして、男性法務教官(59)を停職6月の懲戒処分にしたと発表した。男性からは辞職願が提出され、同日付で承認した。

同少年院によると、男性法務教官は今年4月から6月中旬までの間、合鍵を使って職員官舎の被害者宅に侵入し、下着1枚を盗んだ。

同法務教官は6月に窃盗などの疑いで伊勢署に逮捕され、8月9日に起訴猶予処分となっていた。

少年院の滝浦将士院長は「国民の皆さまの矯正行政への信頼を著しく損ねたことについて深くおわび申し上げます。今後は同様の事案を発生させることがないよう職員の指導を徹底し、失った信頼の回復に努める所存です」とコメントした。

少年院の聞き取りに対し同法務教官は「家庭でストレスがたまっていた。深く反省している」と話しているという。