営業所の所在地が確認できないとして、三重県は25日、建設業法に基づき、四日市市まきの木台1丁目の建設会社「西都」の建設業許可を取り消した。この手続きにあたってミスがあったことも発覚した。
県によると、県土整備部が同社に送った入札参加資格の関係書類が宛先不明で返送された。建設業法に基づいて6月23日に県公報で公告し、30日間を過ぎても申し出がなかったことから取り消した。
また、県は同社の許可番号を誤って公報に掲載していた。「般―2」とすべきところを「般―02」としていた。担当者が掲載後に誤りに気付いたが、修正などの対応をせずに許可を取り消した。
一方、県は25日付の報道発表資料で、同社の許可番号を「般―2」と表記して発表していた。公報との表記の違いについて尋ねたところ、建設業課は公報への掲載を誤ったことを認めた。
同課は修正などの対応をしなかった理由を「(誤りのあった部分に続く)番号は正しく、別の会社だとは錯誤されないと判断したため」と説明。「今後は正しい表記に統一する」としている。