かぶせ部門は前田さん 煎茶は一見さん優勝 JA鈴鹿茶品評会

【茶葉の外観をチェックする審査員ら=鈴鹿市花川町のJA全農みえ北勢茶センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市のJA鈴鹿(谷口俊二組合長)は19日、同市花川町のJA全農みえ北勢茶センターで茶品評会を開き、かぶせ茶部門は鈴鹿市山本町の前田有さん(64)、煎茶部門は亀山市太森町の一見守一さん(63)がそれぞれ優勝した。

JA鈴鹿によると、今年度の管内における茶の生育状況は霜の影響もなく、順調に生育し、良質なお茶が生産されているという。収穫量は平年並み。

ことしは管内の亀山、鈴鹿両市の茶生産者21人が、かぶせ茶部門に13点、煎茶部門に9点の計22点を出品した。

審査員はJA鈴鹿の林直樹常務理事ら4人が務め、茶葉の外観、香り、滋味、水色の4項目を点数で評価。前田さんは200点中197点、一見さんは200点中199点だった。

入賞者は11月11、12日の「第61回のうきょうまつり」で表彰する。

林常務理事は「ことしは上位から中位にかけて品質の差が少なく秀品がそろい、生産者の技術の高さがうかがえた」と講評した。

品評会は茶生産技術と品質向上、茶業振興を目的に、ことしで10回目。