景気DI、3カ月ぶり改善 8月の三重県内、帝国DB発表

帝国データバンク四日市支店は5日、8月分の三重県内景気動向調査結果を発表した。「景気が良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を差し引いた県内の景気DIは43・5。前月から0・9ポイント改善した。

支店によると、県内の景気DIが改善するのは3カ月ぶり。前年同月比でも4・6ポイント改善した。前月は35位だった全国順位は24位に。東海4県での比較は前月は最下位だったが、2位に上昇した。

規模別では、大企業が前月比2・2ポイント増の45・8、中小企業は0・6ポイント増の43・1。2カ月連続で大企業が中小企業を上回った。業界別では前月と比較可能な8業界のうち、製造などの4業界で改善した。

支店は「人流が活発化して製造や小売などの回復が進んでいるが、仕入れ価格の上昇分を値上げによってカバーしきれていない」と指摘。「今しばらくは一進一退の展開が続く」とみている。

また、同社の津支店は5日、県内で8月中の倒産件が前月比4件減の8件だったと発表した。3カ月ぶりに減少し、前年同月比では7件多い。8件の負債総額は1億9500万円だった。