14人の大作30点並ぶ 津・県総文で「二紀展」 三重

【二紀会三重支部の作品が並ぶ会場=津市一身田上津部田の県総合文化センター第2ギャラリーで】

【津】美術公募団体「二紀会」三重支部(冨田儀孝支部長)は23日、津市一身田上津部田の県総合文化センター第2ギャラリーで「第43回三重二紀展」を開き、50―80代の支部会員14人の作品30点を展示した。27日まで。入場無料。

秋の本部展への出品作を持ち寄る研究会として毎年この時期に開催しており50―150号の大作が並ぶ。

レースのカーテンが揺れる室内で女性がまどろむ「風」、独特の筆遣いでゾウの頭部を描いた「日々」、おいらんの姿をしたキツネ「化けて…ありんす」、巨木群と古いトラクターを独創的な構図で描いた「いつも始まり」などがある。

竹内勝行さん(83)は「写実、抽象問わず流行に左右されないのが二紀会の特徴。皆さんが頑張っているのが刺激になる」と話した。