2023年8月5日(土)

▼夏休みもたけなわ。小学生から大学生まで「部活」に励んでいる。しかし、文科省は今年から教師の過剰労働を減らすために「部活の地域移行」を推進している。となると、いずれ「部活」は学校活動の一環ではなくなるだろう

▼それにしても思うのは、「~活」があまりにも多いこと。「友活」「恋活」「就活」「婚活」「妊活」「保活」「ソロ活」「パパ活」「推し活」「離活」「朝活」「腸活」「終活」「墓活」と、キリがない

▼何かしらの行動に「活」を付けて言うようになったのは2000年頃からという。この年、『現代用語の基礎知識』に「就活」が収録された。2007年には週刊誌『アエラ』の特集に「婚活」が登場。そして高齢社会が進むとともに、人生を閉じるための「終活」が一般化した

▼「~活」の流行に関して、日本特有の同調圧力が原因ではないかという説がある。「~活」と言うことで、みんなでやっているような連帯感が生まれ、頑張れるというのだ

▼ただ「いつまでも学生気分」「群れたいだけ」という批判もある。言えることは一つだけ。日本人は一生「~活」し続けるということだ。