2023年6月1日(木)

▼東海地方は、例年より8日早く梅雨入りした(気象庁発表)。ただ、カラ梅雨の可能性もあり、真夏の訪れは早いかもしれない。すでに発表された気象庁の長期予想(6―8月)では、梅雨時は大雨に注意、夏の暑さは例年以上なので熱中症に注意となっている

▼しかし、地球温暖化が進んでいる以上、こんな予測は誰にでもできる。もはや、「記録的」とか「観測史上初」などという言葉に意味はない。今後は来る夏全て猛暑になるのは確実だろう

▼気象庁の予想より、世界各地で気象データを収集している民間研究機関の予測のほうが信頼が置ける。例えば、今年は世界全体の海水温が異常に高い。3月以降に過去最高を記録し、そこから下がらない状態が続いているという。海水温の高さは、陸地の温度に直結する

▼気象庁のHPによると、日本近海の海水温は過去百年間に1・24度も上昇しており、世界平均よりかなり高い

▼「成田や関空の空は今やバンコクなどの空と同じ。すぐ積乱雲が発生する」と国際線パイロットは言う。積乱雲は安全飛行の大敵で細心の注意が必要だとか。もはや日本は熱帯気候ではないのか。