伊勢新聞

女子サッカー 伊賀新体制「持続可能な基盤を」 北村監督が就任会見 

【伊賀FCくノ一三重の柘植満博代表(前列右3人目)、北村隆二新監督(同4人目)と記念撮影する新加入選手ら=28日、伊賀市内で】

女子サッカーなでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は28日、3月のリーグ開幕を前に、伊賀市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で2023年新体制発表会見と、今年新監督に迎えた、神奈川県出身の元Jリーガー、北村隆二監督(41)の就任会見を開いた。チーム始動日は2月1日。

国内女子初のプロリーグ、WEリーグの開始に伴い、国内アマ最高峰リーグとして再編した〝新生〟なでしこリーグで昨年2位。WEリーグ参入を目指しながら、まずは「持続可能で成長するクラブ基盤づくり」などに挑戦するとし、チーム目標に、なでしこリーグ1部優勝▽皇后杯ベスト8以上(WEリーグ勢に勝つ)―の2点を掲げた。

今年のスローガンは「挑戦~心ひとつに」。キャリア初の女子チーム監督就任を「自分にとっても新しい挑戦」と表現した北村監督。「守備も攻撃も自分たちで仕掛けていきたい。選手個々の戦術眼は高く、皆で状況判断を共有することでミッションは達成できると考えている」と決意をみなぎらせた。

新シーズンを戦うのは27選手。WEリーグのAC長野パルセイロから移籍したMF・FW村上日奈子(22)=宮崎県出身=ら12人が今季新加入で、なでしこリーグ1部の日体大SMG横浜(日本体育大)FWの谷口清夏(22)ら7人が大学新卒。伊勢市出身の谷口選手は「地元でプレーできることに感謝。キープ力、シュート力を生かしてしてチームに貢献できるよう頑張ります」と抱負を語った。

新加入選手は次の皆さん(年齢の後は守備位置、出身チーム、出身地)

竹島加奈子(27)MF、スフィーダ世田谷FC、伊賀市▽後藤優香(24)GK、岡山湯郷Belle、神奈川県▽村上日奈子(22)MF/FW、AC長野パルセイロ・レディース、宮崎県▽和田涼花(22)GK、新潟医療福祉大、新潟県▽平田ひなの(21)MF/FW、神奈川大、大阪府▽篠原沙耶(22)MF/FW、新潟医療福祉大、茨城県▽高橋杏奈(22)GK、神奈川大、神奈川県▽高山菜々香(22)DF、新潟医療福祉大、長野県▽小林綺那(22)MF、神奈川大、神奈川県▽谷口清夏(22)FW、日体大SMG横浜(日体大)、伊勢市▽田中晴菜(18)DF、日ノ本学園高、滋賀県▽正野瑠菜(18)FW、藤枝順心高、山形県