SDGs視点で地域づくり 亀山でワークショップ 三重

【ワークショップ形式でSDGsをテーマに開催した「ミエミライ」亀山市会場=亀山市御幸町の市立図書館で】

【亀山】コカ・コーラボトラーズジャパン(名古屋市東区砂田橋4丁目)とNPO法人Mブリッジ(三重県松阪市日野町・米山哲司代表理事)は28日、亀山市御幸町の市立図書館で、SDGs(持続可能な開発目標)ワークショップ「ミエミライ」亀山市会場を開催した。同市が共催し、県と三重大学リカレント教育センター青木研究室が協力した。

「ミエミライ」は平成29年度から、同社と同Mブリッジが県の協力で、「私たち社会が”しあわせ”でつながる」をキーワードに、産学官民が連携してその都度テーマを決めて、年3回程度開催している。本年度から、新たに県内の自治体を対象に鈴鹿と亀山の2市で開催。鈴鹿市は昨年12月に開催した。

亀山市の櫻井義之市長は「地域をSDGsの視点から見直し、持続可能な地域社会を築くには、何を生かし、未来に何をつなげなければいけないのかを考える機会にしてください」とあいさつした。

亀山市会場では、SDGsをテーマに米山代表理事が進行役となり、県立亀山高校生10人と同市の「若者未来会議」から5人のほか、一般市民ら計30人が参加した。

参加者らは6班に分れて、オープンデータカード「SDGsスクエア」(三重県版)を使って、「県内の食品ロスは年間何トン」「人権が尊重されているか、肯定的な割合は何%」かなどクイズ形式で、自分の認識度を確認した。

ジェンダー平等について亀山高校2年生の太田怜那さん(17)は「授業でも学んでいるが、個人のプライベートにも関わることなので、触れにくい」といい、「気軽に話し合いができる環境の場があれば、もっと多くの人の理解が得られる」と話していた。