三重県警察学校で22人が卒業式 津

【永井学校長を前に謝辞を読み上げる生徒総代の水谷さん(左)=津市の県警察学校で】

【津】三重県津市高茶屋4丁目の県警察学校で27日、初任科第179期生の卒業式があり、男性14人、女性8人の合計22人が警察官としての新たな一歩を踏み出した。

生徒らは令和4年4月採用として入校。約10カ月間の長期過程を経て、難波正樹本部長から配属先の辞令交付を受けた。

難波本部長は「困り苦しむ国民を助け、不安を抱く人々に安心を与えるのが警察の源泉。警察官としての神髄を忘れることなく悪と対峙(たいじ)しひるむことのない強さと、地域住民に寄り添う優しさを兼ね備えてもらいたい」と訓示した。

永井宏明学校長は式辞として、「基本をしっかり守って積極果敢に挑戦し、県民の視点に立って行動して」と呼びかけた。

総代として卒業証書を受け取り、謝辞を読み上げた水谷壮志さん(25)は「国の治安維持のために働きたいと思い警察官を選んだ。これまでの教養課程を生かして治安維持に全力を尽くしたい」と話していた。

生徒らは各署に配属された後、約4カ月間の実習を経て初任補修科生として再び警察学校で学ぶ。