主婦で会社役員の新人、嶋田早織氏(38)＝三重県松阪市立野町＝は27日、県庁で記者会見し、任期満了（４月29日）に伴う県議選の松阪市選挙区（定数４）に参政党公認で立候補すると表明した。
嶋田氏は会見で「政治には無関心だったが、コロナのことを調べる中で参政党を知り、国を守る気持ちに共感した。党員から声をもらい、立候補を決めた。地域の声を県に届ける存在になりたい」と述べた。
その上で、子育てをする母親に向けた休日の設定や安心な食材を供給する体制づくりを進めると強調。子どもが自信を持てる教育の推進や高齢者が希望を持てるまちづくりに努める考えも示した。
参政党が県議選の候補者を擁立するのは、17日に立候補を表明した桑名市・桑名郡選挙区（定数４）の候補者に続いて２人目。昨年の桑名市議選では、党公認の候補者が県内で初めて当選していた。
嶋田氏は旧久居市（現津市）出身。６年ほど前から松阪市に居住している。夫が経営する建築会社の取締役を務める。19歳で初めて出産し、11カ月から18歳まで７人の子どもを持つ。三重高卒。