全日制倍率は2・07倍、三重県立高校の前期選抜志願

三重県教委は27日、県立高校入試の前期選抜志願状況を発表した。全日制の倍率は2・07倍で、前年度から0・02ポイントの低下。試験は2月2、3両日に実施し、同14日に合格内定を通知する。

県教委によると、全日制の志願倍率が低下するのは2年ぶり。49校の110学科・コースで前年度より36人少ない3447人を募集し、前年度より167人少ない7119人が志願した。

学科・コース別で志願倍率が最も高いのは、松阪の理数で5・43倍。津西の国際科学(3・93倍)や亀山の普通(3・83倍)が続いた。最も低いのは白子の文化教養コースで0・63倍だった。

定時制の倍率は0・15ポイント増の1・28倍。前年度と同じ5校12学科で216人を募集し、前年度より33人多い277人が志願した。通信制の倍率は0・10ポイント増の0・85倍だった。

新型コロナウイルスの濃厚接触者は行政検査の陰性確認を条件に別室での受験を認めるほか、検査が受けられない場合も無症状なら受験可能。感染が判明した場合は2月10日に追検査を実施する。