新図書館開館祝う、亀山で式典 ヤマトタケル像除幕も 三重

【テープカットで開館を祝う櫻井市長(中央)ら=亀山市御幸町の市立新図書館で】

【亀山】三重県亀山市は26日、同市御幸町のJR亀山駅前に同日開館した市立新図書館の記念式典を開いた。約45人が出席し、櫻井義之市長と森美和子市議会議長ら7人がテープカットして祝った。

新図書館は鉄筋コンクリート造り一部鉄骨の4階建て。延べ床面積5117平方メートル。1階は市民交流を中心とした場所、2階は児童と保護者が過ごすフロアー、3、4階は本を読む空間とした。

櫻井市長は式辞で「市民の誇りとなる図書館へと成長することを期待している」と話した。

毎週火曜と第4金曜が休館。午前9時―午後8時。地下駐車場は最初の1時間は200円、以降30分ごとに100円。図書館利用の場合は2時間無料。屋外の周辺専用駐車場は無料。

【銅像「ヤマトタケル・オトタチバナヒメ」の除幕式で(左2人目から)中村氏、岩佐会長、櫻井市長ら=亀山市御幸町のJR亀山駅前広場で】

屋外の駅前広場では、文化勲章受章者で名誉市民の彫刻家中村晋也氏(同市出身・鹿児島市在住)が制作した亀山にゆかりの「ヤマトタケル」と妃(きさき)「オトタチバナヒメ」の銅像の除幕式もあった。

銅像は市民有志「ヤマトタケル・オトタチバナヒメ銅像建立実行委員会」(岩佐憲治会長)が中村氏に依頼し、市に寄贈した。台座は御影石を使用し、高さは銅像を含めると約5メートル。西の方角の奈良県(大和)を向いている。