泥酔して一般男性とトラブルになった後に保護されたとして、三重県警本部は本部所属の30代男性巡査部長を本部長訓戒とした。処分は20日付で、併せて男性にけがを負わせた傷害容疑で同日書類送検した。
県警警務課などによると、巡査部長は昨年11月13日未明、県内の飲食店で一般男性とトラブルになった知人から助けを求められ、店舗付近の路上で仲裁しようとして口論となり、別の通報で駆けつけた警察官に保護されたという。
県警は「酔客とトラブルを引き起こし、泥酔により保護されるなど公務の信用を失墜させた」として監督上の措置として、巡査部長を本部長訓戒処分とした。
巡査部長は当時非番だったといい、「組織に多大な迷惑をかけたと思っている」と話しているという。
同課は「関係者におわび申し上げる。職員に対して厳正な規律保持と指導の徹底を図っていく」とコメントした。