三重で650人感染、13人死亡 新型コロナ

三重県は24日、ゼロ歳から90歳以上までの650人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が千人を下回るのは35日ぶり。県内の感染者は延べ43万2028人となった。

感染者のうち70代男女5人、80代男女5人、90代男女2人、百歳代女性1人の計13人が20日から23日までに死亡したことも発表。3人は新型コロナが死因、他の10人は別の死因だった。

うち70代女性は高齢者施設で体調が悪化し、救急搬送先の医療機関で亡くなった後に感染が判明した。基礎疾患があり、新型コロナが死因ではなかったという。県内感染者の死者は905人となった。

新規感染者は前週同一曜日比で401人の減少。6日連続で前週同一曜日を下回った。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は761・59人。前週比は0・71倍で、10日連続で1倍を下回った。

病床使用率は52・2%で前日から3・7ポイント低下。10日連続で60%を下回った。入院中の感染者は前日比22人減の303人で、重症者は前日と同じ4人。宿泊療養者は7人減の61人となった。

県は1週間当たり新規感染者の前週比が10日連続で1倍を下回っていることを踏まえて「感染者の減少傾向が続いている」としつつ「まだ多い状態。油断せずに対策を継続してほしい」としている。

新規感染者は、津市で130人、四日市市で125人、松阪市で91人、鈴鹿市で69人、伊勢市で40人、志摩市で37人、桑名市で30人、伊賀市で25人、名張市と亀山市で13人ずつ、菰野町で11人、鳥羽市で10人、明和町で9人、玉城町で6人、多気町と熊野市で5人ずつ、川越町、東員町、度会町、尾鷲市で4人ずつ、朝日町、大台町、御浜町で3人ずつ、いなべ市と木曽岬町で2人ずつ、大紀町と紀宝町で1人ずつ。