亀山市新図書館で内覧会 26日開館、ゆったり空間で親しめる場に 三重

【内覧会に訪れた人ら=亀山市御幸町の26日開館する新図書館で】

【亀山】三重県の亀山市教育委員会は23日、同市御幸町のJR亀山駅前に今月26日開館する新図書館で、市議や市内各地区まちづくり協議会役員、障害者(児)の放課後児童等デイサービス施設支援員を対象に内覧会を開き、約80人が新図書館内を見学した。

内覧会は、各フロアにどのような本が並んでいるか、トイレの場所の位置などを事前に知るのが目的。4階建ての新図書館の1階は、亀山にゆかりのある彫刻家、中村晋也氏や映画監督の故・衣笠貞之助氏などを紹介する「文化情報プラザ」や新刊、雑誌のほか、亀山ブランド認定商品が並ぶ。2階は絵本や育児書など親子で過ごすフロアとした。

また、3、4階は、ゆったりと静かに集中して本を読む空間と個別、グループ用の学習室のほか、テラスからは、亀山駅と布引山系の景観を楽しむこともでき、「学びの場からつながる場へ」を基本理念に「知る・学ぶ・楽しむ」新たな「知」の拠点の図書館に生まれ変わった。

森英之市議(53)は「ゆっくり過ごせる空間が工夫されており、小さな子どもから大人、高齢者まで年代を問わず親しめる新図書館になりましたね」、井上香代子館長は「館内には飲食コーナーも設置しました。本を通じて、将来について夢を膨らませる『居場所』として利用してほしい」と見回っていた。

毎週火曜と第4金曜が休館。午前9時―午後8時。問い合わせは同館=電話0595(82)0542=へ。