【津】三重県内の公私立高21校が加盟する県高校写真連盟は21日、津市大門の津センターパレスで「第41回新人写真コンテスト」公開審査会を開いた。写真家のインベカヲリ★さん(42)が14校の1、2年生から応募のあった347点を審査し、県立あけぼの学園高(伊賀市)2年の太田朱音さん(16)の「あなたは・・・」を金賞に選んだ。上位三賞は7月29日から鹿児島県で開催される第47回全国高文祭に県代表として出品される。
太田さんの作品は、暗い室内に浮かび上がるマスク姿の2人の女子生徒。友人と過ごしていた放課後の教室で、電気を消した際iPadの明かりに照らされた2人を撮影したという。「友達と自分だったら何の動物か話していたとき思いついた写真。受賞できてとても嬉しい」と喜び「今後は風景の写真や少し不思議であまりみんなが撮らないような写真を撮っていきたい」と感想を寄せた。
インベさんは審査について「写っているものだけでなくそこからイメージが膨らむ写真、他の人が撮らない写真を選んでいる」とポイントを挙げ、太田さんの作品を「すごく不気味さがあり物語の一場面のよう。写真のクオリティーも高くなおかつプラスアルファもある」と評価した。
その他の上位入賞者は次の皆さん(かっこ内は学校名と学年)。銀賞=幸田萌(皇學館2年)▽銅賞=岸野真奈(海星1年)▽入選①小崎野乃花(皇学館2年)②上村芽生(同)③青木美心(同)④坂枝桜(海星2年)⑤森田想和(宇治山田2年)⑥小倉彩那(三重2年)⑦山田月偉(海星1年)