伊勢新聞

孤独・孤立対策で官民連携 伊勢市、協働プラットフォーム設立 三重

【会見する鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の鈴木健一市長は20日の定例会見で、孤独・孤立対策として、障害や引きこもりなどの理由で「働きづらさ」を抱える人を支援するため、社会福祉協議会や自治会、関係団体などとつくる「伊勢市多分野協働プラットフォーム」を設立したと発表した。

官民が連携し、社会参加や就労支援など、孤独・孤立への支援体制を構築する。具体的な取り組みとして、障害や子育て、介護など各相談機関の連絡先リストを作成し、広報紙を通じて全戸配布するなど、相談しやすい環境をづくりを進める。また、啓発動画を作成し、ウェブサイトなどで配信する。

鈴木市長は「幅広い分野の関係機関と連携し、効果的な支援策の検討を進める。孤独・孤立に対する理解を深めたい」と述べた。

また、市職員が13日に窃盗(万引)容疑で逮捕されたことについて「市民の信頼を失墜させ、深くおわび申し上げる。厳正に対処し、信頼回復に努めたい」と話した。