三重県内で富士、朝日撮影 南伊勢町で井上さん写真展

【富士山や朝日を撮影した作品と井上さん=南伊勢町五ケ所浦の町民文化会館で】

【度会郡】三重県南伊勢町五ケ所浦の町民文化会館で、志摩市浜島町のアマチュア写真家、井上悟さん(72)の写真展が開かれている。観覧無料、22日まで。

井上さんは地元の写真クラブの人に誘われて入会し、25歳から4年間活動。17年間ブランクがあったが再びカメラを手にし、人物や祭り、伊勢志摩の風景を撮り続けてきた。3年前から新型コロナウイルスの影響で被写体も変化し、現在は伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れた富士山や朝日を切り取っている。

同展には、志摩、鳥羽、伊勢市などで撮影した富士山と、さまざまな場所から昇る朝日計30点を展示。蜃気楼(しんきろう)の一種の浮島現象「浮き富士」や夫婦岩と一緒に写したダイヤモンド富士、蜃気楼の一種「だるま朝日」、伊勢神宮内宮宇治橋前の鳥居から昇る太陽を捉えた作品などが訪れた人の目を楽しませている。

井上さんは「写真の撮影場所や日時も書いてあるので参考にしてもらえれば」と話した。