【四日市】三泗教育発表振興会(廣瀬琢也会長)は20日、三重県四日市市安島の市文化会館で「第59回・三泗小・中学校美術展」を開いた。三泗地区の小・中学校76校の児童生徒の平面、立体作品など合わせて1548点を展示している。26日(23日は休み)まで。
「豊かな心と自分らしさ」を全体のテーマに、小・中学生がそれぞれの発達段階に応じた作品づくりに取り組んだ。三泗地区中学校19校の美術部生徒による平面、立体作品502点も同時展示している。
小学生は、体を描いた画用紙に紙粘土で作った自身の顔を貼った半立体作品や段ボールで作った動物などを出展。中学生は、「自分を見つめる」をテーマに描いた「自画像」や「心の自画像」、角度によって見え方が異なる斬新な「トリック自画像」、名画を立体的に表現した「ボックスアート」などを並べている。
市教育委員会担当者は「コロナ禍で活動制限もあったが、児童生徒らの新たな挑戦が見られ、個性豊かな作品が多かった」と講評していた。