江戸時代の尺貫法解説 亀山宿語り部の会が学習会 三重

【尺貫法について解説する尾﨑さん=亀山市東町の市市民協働センター「みらい」で】

【亀山】亀山宿語り部の会(豊田幸孝会長)は19日、三重県亀山市東町の市市民協働センター「みらい」で、「数字で見る昔の生活と歴史」と題して学習会を開き、会員と市民ら計15人が参加した。

学習会は、会員同士が見聞を広める目的で、会員それぞれが講師となり、亀山にまつわる歴史や史跡、文化人などを題材に毎月第3木曜に開いている。

この日は、尾﨑末廣さん(72)が講師を務めた。尾﨑さんは「江戸時代に物の長さや距離を表す単位として、1尺(30センチ)が6尺で1間(いっけん)(約1・8メートル)とした尺貫法を用いていた」とし、「東海道五十三次の宿場間の距離を表す単位は『一里(いちり)』(4キロ)で計算していた」と解説した。

また、「畳の大きさには、関西や中国地方では『京間』、東海地方は『中京間』、関東など東日本地方では『江戸間』と呼ばれ、それぞれ大きさも違っていた」と話した。

豊田会長は「毎月一度開いている学習会は、誰でも気軽に参加できます。また、会員も募っています」と話していた。問い合わせは尾﨑さん=電話090(1503)1807=へ。