伊勢志摩の魅力、再発見を 玉城町で泊さん写真展 三重

【伊勢志摩の魅力を切り取った作品と泊さん=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、志摩市の写真家、泊正徳さん(73)の写真展が開かれている。30日まで。水曜日は休み。

泊さんは教員を退職後、本格的に写真を始めた。伊勢志摩の良さを伝えようと、風景や伝統文化、祭りなどを撮影し、交流サイト(SNS)「フェイスブック」で発信。伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れた富士山を撮る写真家としても知られている。

同展には「伊勢志摩の魅力・再発見」をテーマに、伊勢、鳥羽、志摩市で撮影した10点を展示した。

沈む夕日に照らされたビン玉ロード、神秘的な雰囲気の御座爪切不動尊、国内で鳥羽・志摩市でしか撮影できない蜃気楼の一種の浮島現象「浮き富士」を切り取った作品などのほか、国指定重要無形民俗文化財の「磯部の御神田(おみた)」「安乗の人形芝居」「鳥羽・志摩の海女漁の技術」の魅力を活写した作品も目を引く。

泊さんは「撮り始めてから10年以上たったがSNSを見て写真を撮りに来てくれる人が増えたので成果があったと思う。写真を見て伊勢志摩の良さを知ってもらい、行ってみたいと思ってもらえれば」と話した。