塾経営者で新人の森川幸子氏(44)=四日市市桜新町=は17日、三重県庁で記者会見し、任期満了(4月29日)に伴う県議選同市選挙区(定数七)に立候補すると表明した。立憲民主党に公認を申請している。
森川氏は会見で「女性の県議は5人しかいない」と指摘した上で「子育てをしている人の声が届いているのか。現場の声を届けるため、2年前から立候補を考えていた」などと出馬の動機を語った。
その上で、少子高齢化対策に注力すると強調。所得制限のない児童手当の支給や教育現場への支援などを進めたい施策に掲げた。がん検診の普及や一人親世帯への支援などを進める考えも示した。
森川氏は自身の立候補を巡って立民県連の幹部や県議から暴言を受けたとし、党に調査などを求める上申書を提出している。「ショックで体調を崩したが、立候補を諦めたくないと思った」と語った。
森川氏は四日市市出身。県立四日市南高を卒業後、岡田克也衆院議員(三重3区)の事務所職員などを経て13年前から公文式羽津教室(同市羽津中)を経営している。夫は森川慎四日市市議。