【亀山】パリで活躍するパティシエ青木定治氏と、亀山ブランド認定商品「紅茶(べにほまれ)の生産者「伊達丸亀製茶」(亀山市辺法寺町)の伊達亀嘉さん、妻エリンダ幸江さんは17日、三重県の亀山市役所に櫻井義之市長を表敬訪問し、同製茶が生産した茶葉を材料に青木氏が手がけた、マカロンをショコラ(チョコレート)で包み込んだ新作ショコロンを披露した。
マカロンを得意とする青木氏(54)は、お菓子の本場パリに拠点を置く「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」のシェフパティシエ。日本人として世界で最も注目されているパティシエの一人。
一方、伊達さん(69)は、茶生産農家の二代目としてこれまで、全国茶品評会で農林水産大臣賞や国産紅茶グランプリなどを受賞。市は令和3年、「亀山べにほまれ紅茶」を市のブランド品として認定した。
青木氏が昨年に続き、同製茶の茶葉を材料に第2弾として手がけた新作ショコロンは、マカロンをショコラで包み込み、抹茶、紅茶、煎茶、緑茶、ほうじ茶の5種類が味わえる。試食した櫻井市長は「マカロンとチョコが調和し、しっかりしたお茶の味と香りが絶妙でおいしい」と話した。
新作ショコロンは、5種類が味わえる5個入り3348円(税込み)。今月19―2月14日まで名古屋市中村区のジェイアール名古屋タカシマヤで開催する、世界中のショコラが集う祭典「アムール・デュ・ショコラ」で限定販売する。同社オンラインでも購入できる。
亀山市地域ブランド評価委員でジェイアール東海高島屋総合企画部の犬飼奈津子さん(43)は「第1弾に続き、亀山のお茶と青木氏との橋渡しにより、商品を販売することで、全国の人に亀山茶を知っていただける手助けができました」と話していた。