サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)のヴィアティン三重は16日、3月のJFL開幕を前に、桑名市和泉の事務所で新加入8選手の入団会見を開いた。同席した就任2季目の樋口靖洋監督は「JFLのステージを乗り越えていきたい」と語り、目標のJリーグ参入へ、気持ちを新たにした。
2022シーズンのJFL最終順位は16チーム中7位。23シーズンからはJリーグの入会要件が「JFLの最終順位が2位以内であること」が必須となる。「JFLを勝ち抜かねば次に絶対つながっていかない」とする樋口監督は「優勝して次のステージにすすむ」と順位への強いこだわりも示した。
補強の方針については、就任1年目で築いた戦力をベースに①チーム内の競争力を上げる②2点目を取れる―選手の獲得を目指したという。若さも重視し、最年少はJ1湘南からレンタルで獲得した左利きと190センチの長身を生かしたプレーが魅力のDF石井大生(19)となった。
会見では樋口監督と連携して選手獲得を進めた和波智広スポーツダイレクターの紹介で8選手がそれぞれ抱負を述べた。東京武蔵野ユナイテッドFCに所属した昨季JFL得点ランキング7位タイの10ゴールをマークしたFW梁賢柱(24)は「県民、サポーターに活力、勇気を与えるプレーをしたい。目標ゴール数は昨年以上」と意気込んだ。
新加入選手は次の通り(年齢の後はポジション、出身地、前所属チーム)
安西海斗(24)=MF、埼玉県、VONDS市原FC▽梁賢柱(24)=FW、埼玉県、東京武蔵野ユナイテッドFC▽吉田篤志(23)=FW、山形県、栃木シティ▽真田幸太(23)=GK、神奈川県、東京武蔵野ユナイテッドFC※湘南ベルマーレから期限付き移籍▽石井大生(19)=DF、神奈川県、湘南ベルマーレ※期限付き移籍▽上田駿斗(24)=DF、兵庫県、鈴鹿ポイントゲッターズ▽野村昌平(22)=GK、滋賀県、Pogonskwierzyna▽鈴木海仁(22)=DF、愛知県、四日市大