三重県は15日、ゼロ歳から90歳以上までの3013人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3日連続で前週同一曜日を下回った。県内の感染者は延べ41万5503人となった。
また、県は感染者のうち70代男性1人、80代男女8人、90代男女3人の計12人が死亡したことも発表した。80代と90代の男女7人は新型コロナが死因、他の5人は別の死因だった。
うち80代の男性は自宅で倒れているのを家族が発見し、警察によって現場で死亡が確認された。亡くなった後に感染が判明し、新型コロナが死因だったという。県内感染者の死者は820人となった。
新規感染者は前週同一曜日比で2218人の減少。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は1148・42人で、8日連続で1000人を超えた。前週比は0・97倍で、8日ぶりに1倍を下回った。
病床使用率は59・8%で前日から0・3ポイント低下。7日ぶりに60%を下回った。入院中の感染者は2人減の342人で、うち重症者は前日と同じ5人。宿泊療養者は12人減の86人となった。
県の患者情報プロジェクトチームは「感染者数の前週比は1倍を下回ったが、先月下旬と比べると多い。依然として感染者数は増加傾向にあると思われる。引き続き対策を徹底してほしい」としている。
新規感染者は四日市市で507人、津市で490人、鈴鹿市で336人、松阪市で280人、桑名市で210人、伊勢市で203人、伊賀市で138人、名張市で123人、志摩市で98人、亀山市で93人、菰野町で60人、いなべ市で48人、明和町と熊野市で46人ずつ、鳥羽市で41人、玉城町で34人、尾鷲市で32人、東員町で31人、紀北町で29人、川越町で21人、紀宝町で19人、朝日町で18人、大台町で17人、多気町で16人、県外で14人、大紀町、南伊勢町、御浜町で13人ずつ、度会町で12人、木曽岬町で10人、不明で2人。