高田短大生が温泉客アンケート 津・湯元榊原館、若者目線でサービス向上 三重

【利用客(左端)にアンケートを取る学生=津市榊原町の湯の庄で】

【津】三重県津市一身田豊野の高田短期大生が14日、同市榊原町の湯元榊原館の日帰り温泉「湯の庄」でお客様アンケートを実施した。21日までと2月11―18日の計16日間アンケートを募り、サービスの改善や効果的な情報発信につなげる。

両者は昨年9月に地域振興にかかる連携協定を締結。来年度から学生による地域活性化策の提案が本格的に始まるのを前に、この日はオフィスワークコース1年の寺西玲子さん(19)と山川日菜子さん(19)が訪れた。

2人は湯から上がった利用者に声をかけ、年代や居住地、榊原町来訪の目的のほか、施設の満足度を3段階で調査。協力者には同館オリジナルの飲む温泉「湯禊水(とけいすい)」を進呈した。2月には来訪の経緯や利用の理由を尋ねるという。

湯元榊原館の前田諭人社長は「固定概念のない若い目線で利用客の声を聞いてもらえると期待している」、同短大キャリア研究センター長の中畑裕之教授は「自ら質問したり答えたりする場は社会で役立つと思う」とそれぞれ意義を話した。