伊勢新聞

三泗地区小中学生の書写1000点 四日市市文化会館で作品展 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三泗教育発表振興会(廣瀬琢也会長)は14日、三重県四日市市安島の市文化会館で、小・中学校児童生徒の学習成果を発表する「第57回・三泗小中学校書写展覧会」を開いた。三泗地区の小・中学校74校の学級ごとに1点ずつを選んだ毛筆、硬筆作品合わせて1009点を展示している。17日(16日は休み)まで。

作品は学校、学年別に展示。小学1、2年生は筆順や文字の形を考えた硬筆作品を、3年生以上は毛筆で筆使いに気を付けた「正月」や「出発」、6年生は字形を整え、字配りよく書いた「希望」を、中学生は、行書や小筆を使った仮名混じりの和歌などを展示している。

来館者らは熱心に見て回り、わが子や孫の作品を前に記念撮影をしていた。楠小6年の中村真榮さんと訪れた父学詞さん(46)、母真理子さん(46)は「娘の作品が初めて選ばれてうれしい。皆さんお上手ですね」と話していた。同振興会事務局は「小学生は伸び伸びと勢いよく、中学生は毛筆・硬筆ともに行書作品が多く、筆の流れを意識して書かれていた」と講評していた。