三重県信用保証協会(稲垣清文会長)は14日、津市桜橋の同協会で「創業カレッジ」の卒業式を開き、受講生6組7人が同協会の石田勝己常務理事から卒業証書を受け取った。
同カレッジは、県内で創業を検討している人や、創業後間もない人を対象に、経営に必要な知識を身につけてもらおうと令和元年度から始まり、4回目。今回は昨年10月から5回の授業があり、同協会創業アドバイザーで横山経営事務所の横山博昭代表が、マーケティングや財務会計など、創業や経営に必要な知識を伝えた。
卒業式の前には、受講生による創業計画の発表があり、カフェや雑貨店など各々が事業内容や収支計画などを示した。
式では、カフェを併設した和洋菓子店の開業を計画する老舗和菓子店「甲子軒」(松阪市)代表の星野美沙希さん(27)が、卒業生を代表してあいさつ。「自分の中で不足している点が分かり、何をすべきか明確になった。相談できる仲間もでき本当に参加してよかった」と語った。
講師を務めた横山さんは、「創業して成功することは簡単でないが、それぞれの目標に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。