子育て支援、防災減災へ222億円 三重県が補正予算案

三重県は13日、子育て家庭を支援する事業などとして一般会計に約221億9300万円を追加する1月補正予算案を発表した。18日に開会する県議会定例会の本会議に提出し、即日採決の予定。

県によると、子育て家庭への支援は妊娠と出生の届出をした家庭に、現金10万円もしくはギフトカードを市町から配布する。子育ての相談体制を充実させる費用を含め、14億3700万円を計上した。

静岡県で通園バスに置き去りにされた女児が死亡した事故を受けた対策費に3億1900万円を計上。登園管理システムを導入する幼稚園や送迎バスの安全装置を導入した小中学校などへの補助金に充てる。

防災減災関連の費用には204億3600万円を計上。国の方針を受け、道路整備や河道掘削、堤防整備などを来年度の事業から前倒しして実施する。信号のLED(発光ダイオード)化にも充てる。

補正予算のうち、98億5500万円を国の交付金で賄う。公共事業の県負担分に当たる113億4千万円は起債する。国の税収増を受けて追加配分された4億1千万円の交付税を歳入に計上した。