【鈴鹿】三重県鈴鹿市の末松則子市長は12日の年頭記者会見で、市の人口減少対策の一環として、若者の働き方や雇用定着化に向けた産学官連携の取り組みを進める考えを示した。
末松市長は「コロナ禍で若者の価値観や雇用形態が変わった。行政も企業や大学と『チーム鈴鹿』として、力を入れていく必要がある。本気で考えないと、この先厳しい」と危機感を募らせた。具体的な取り組みについては、令和6年度からの次期総合計画に反映させていくという。
そのほか、令和5年度中に中勢バイパス鈴鹿安塚工区が開通することなど、道路ネットワークの充実が進むことを踏まえ「事業用地の創出や新規立地に向けた企業誘致を進める」と述べた。
リニア中央新幹線を巡る動きについては「動向を見据えつつ、情報収集をしっかりし、道路拡充を含め力を入れていかねばならないと思っている」と話した。