【伊勢】三重県伊勢市小俣町明野の陸上自衛隊明野駐屯地で12日、新年初の飛行訓練となる「年頭編隊飛行」があった。所属隊員の成人(20歳)祝賀行事も開かれ、本年度に20歳になる隊員らが自衛官や社会人としての自覚を新たにした。
訓練開始式での更谷光二駐屯地司令の訓示に続き、隊員約40人が、輸送用や観測用など12機のヘリコプターに乗り込み、離陸。松阪―鳥羽市上空を折り返すコースを取り、晴天の大空で隊形を組んで、約35分間の飛行訓練を行った。
成人祝賀行事には20歳隊員10人のうち6人が参加。駐屯地隊員約400人が見守る中、飛行場内の運航事務所屋上から、一人ずつ自筆の書き初めを披露し、決意を述べた。
航空学校整備部に所属する福田竜希士長(20)は「一日一生」の書き初めを掲げ「人生一度きり。一日を一生と思い、悔いのないよういろんなことに挑戦したい」と述べた。第十飛行隊の平川歩士長(20)は「日進月歩」と掲げ「毎日、人として隊員として、成長していけるよう頑張りたい」と力を込めた。