伊勢新聞

「昨年の一字」を「道」に 前野三重県議会議長、発表を失念

前野和美三重県議会議長は10日の年頭記者会見で「昨年の一字」を「道」と発表した。先月の定例記者会見で発表するのを失念していたという。「せっかくの機会だったのに反省している」と語った。

前野議長は「道」を選んだ理由について「議会運営が正しく進んでいるのかを自問自答してきた。人としての正しい道は何だろうと思いながらやってきた。人が人を批判するのもどうかとも考えた」と語った。

その上で「今年こそ満足できる道を究めたい。まだまだ人生の道は続くが、今年も頑張る」と強調。次期県議選が今春に迫っていることを踏まえて「自分の道を整理し、その後の人生も考えたい」とも語った。

「人が人を批判するのもどうか」の意味については「目に見える犯罪なら悪いことは誰も理解できるが、人権問題は線引きが理解できていない」などと説明しつつ、念頭に置く事案は明らかにしなかった。