【津】商売繁盛を祈願する「初えびす祈願祭」が10日、三重県津市藤方の結城神社であり、地元の経営者らが訪れた。
同神社は昭和51年に西宮神社を分社し結城えびす社として毎年この日に祈願祭を執り行っている。
朝から地元の商店主や経営者らが参拝し祈祷(きとう)を受けた。受納殿には箕(み)、熊手、米俵、宝船など大小の縁起物を求め参拝客が次々に訪れた。
津市を拠点に鮮魚店を経営する西田一正さん(68)は「商売繁盛と家内安全を願って毎年来る。景気は良くないが多くもうけようと思わず地道に頑張りたい」、すし職人の松田春喜さん(73)は孫弟子の山下幸彦さん(41)夫妻と共に祈祷を受け「ここから一年が始まるという思い。今年もすしに携わっていきたい」と話した。