〝春中ハンド〟春の全国中学生ハンドボール選手権大会三重県予選を兼ねる県中学校ハンドボール選手権新人大会(伊勢新聞社後援)は第2日の9日、四日市市日永東の四日市市総合体育館で男女準々決勝までがあり、男子準決勝の対戦カードが①ヴィアティン三重―四日市市立南中②白子中―菰野中、女子準決勝の対戦カードが①ヴィアティン三重―名張中②白子中―羽津中に決まった。
男子2連覇を目指す菰野中は1回戦で笹川中を36―17、準々決勝で大木中を37―17で退けてベスト4へ。新チーム発足直後のみえスポーツフェスティバルを男女で制したヴィアティン三重はともに初戦の準々決勝を40点ゲームで快勝した。女子1回戦で前年度優勝の四日市市立南中を破った名張中は準々決勝で大木中を19―16で下し4強入り。男子・白子中は準々決勝で羽津中の猛追を25―23で振り切った。
クラブチーム男女各1チームを含む男子15チーム、女子13チームが参加して8日に開幕した。男女優勝チームが春中ハンドに男女県代表として出場する。準決勝は14日に四日市市羽津甲の霞ケ浦体育館で行われ、午前9時10分から女子準決勝2試合、次いで、男子準決勝2試合が行われる。男子準決勝1試合目の試合開始予定時刻は午後0時10分。
大会第2日の結果は次の通り。
【男子】
▽1回戦
大 木 27―10 朝 明
菰 野 36―17 笹 川
▽準々決勝
ヴィアティン三重43―10 西 笹 川
南 43―30 亀 山
白 子 25―23 羽 津
菰 野 37―17 大 木
【女子】
▽準々決勝
ヴィアティン三重43―7 菰 野
名 張 19―16 大 木
白 子 33―15 笹 川
羽 津 38―12 桔梗が丘
宮前が決勝点 男子・白子、接戦制し4強入り
○…男子・白子が苦しみながら4強進出。1点リードの試合終了間際、同点目指して突進する羽津の選手からオフェンスチャージを奪った1年生斉藤が前線にパスを送ると、「何も考えず動いた」2年生の宮前が準々決勝突破を決定づけるシュートを決めた。前半は15―10で折り返したが、羽津の猛追に遭い後半は一転して拮抗(きっこう)した試合展開に。退場者を出すなど苦戦が続く中、チーム一丸で勝利をもぎ取り「準決勝も悔いのないよう頑張る」と力を込めた。
岡川、山西の活躍光る 女子・名張、準決勝へ
○…女子1回戦で前年度優勝の南を退けた名張が準々決勝で大木を19―16で下しベスト4進出。160センチ台後半の長身を生かしたロングシュートが武器の岡川とカットインからのシュートを得意とする山西の両45度が得点源で、大木戦では2人だけで15得点。それでも「パスミスが多かった」(山西)と反省も忘れず、第1シードのヴィアティン三重に挑む準決勝に向けて「皆でつないで、チーム力を生かして戦う」と気合いを入れ直していた。