【亀山】三重県亀山市は8日、同市東御幸町の市文化会館で、新たに20歳を迎えた人を祝う「二十歳の集い」を開き、20歳を迎えた468人(男253人、女215人)のうち、男女計354人が出席した。
櫻井義之市長や中原博教育長、森美和子市議会議長らが列席する中、家族ら107人も会場に入り、門出を祝った。
櫻井市長は「いつの時代も世の中を、また地域を創りあげてゆく牽引力は、若い皆さんの思いと行動の力です。自分のことも、他人のことも、地域のことも考えられる、そんな成熟した大人へと前進されることを願っています」と式辞した。二十歳を迎えた468人を代表して、関西独立リーグに加盟する球団「大阪ゼロロクブルズ」に所属している安田悠人さん(20)=同市みずきケ丘=と、鈴鹿短大2年生の江藤里奈さん(同)=同市川崎町=の2人が「二十歳のことば」を述べた。
安田さんは「これから先の長い人生、選択と決断の連続だと思う」といい、「何が正解の道かを考えるのではなく、選んだ道が正解だったと言えるよう、自分の行きたい道を突き進んで行くことを誓います」と述べた。
江藤さんは「自身が歩む未来を自分の手で自由に描き、一人の大人としての自覚と責任を果たし、これまで関わっていただいた多くの人への感謝を忘れずに、日々精進していくことを決意します」と話した。
20歳を迎えた11人が実行委員として企画した式典では、恩師からのビデオレターの映像が映ると、会場から笑い声や拍手などもあり、和やかな集いとなった。