伊勢新聞

二十歳の節目、新たな一歩 鈴鹿で「つどい」、1101人祝う 三重

【代表で誓いの言葉を述べる吉村実行委員長=鈴鹿市江島台1丁目のAGF鈴鹿体育館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は8日、同市江島台1丁目のAGF鈴鹿体育館で、昨年までの成人式に代わる「二十歳のつどい」を開き、若者たちの二十歳の歳の節目を祝った。

民法改正で成人年齢が18歳に変わったため、名称を新たにした。

式典には令和4年度中に二十歳となる2136人のうち、1101人が出席。会場は振り袖やスーツ姿の若者たちでにぎわい、旧友たちとの再会を喜び合う姿が見られた。

今年のテーマは「鈴冠ノ儀~ユメニカケル~」。公募の8人が実行委員として、昨年6月から企画や立案し、協議を重ねてきた。テーマ選定には「自分たちの夢に向かって世界へ駆け出していきたい」との思いを込めたという。

末松則子市長は式辞で「チャレンジする気持を忘れず、柔軟で多様な想像力を発揮しながら新しい時代を切り開いていって」と、若者たちの新たな門出を祝った。

参加者代表として、名城大2年の吉村氷月実行委員長(20)=同市高岡台2丁目=が「この先、一人一人が大人としての自覚を持ち、子どもから大人になる通過儀礼である『鈴冠ノ儀』を経て、夢に向かって駆け出していく」と誓いの言葉を述べた。

そのほか、懐かしい中学時代の恩師らのメッセージが上映され、会場内が盛り上がった。