来月11日から「東海道のおひなさま」 亀山宿・関宿の約80カ所で展示 三重

【「東海道のおひなさま亀山宿・関宿」を知らせるポスターを持つ市観光協会職員=亀山市関町の関宿街道で】

【亀山】三重県亀山市の旧東海道亀山宿、関宿街道沿いで2月11―3月5日、「東海道のおひなさま亀山宿・関宿」(同実行委員会主催・伊藤千恵委員長)が開催される。

両宿の民家や店舗、足湯交流施設や旅籠玉屋資料館、市市民協働センター「みらい」などの公共施設のほか、JR亀山駅や関駅など約80カ所に、大正、昭和、平成時代のひな人形やつるしびなが並ぶ。同市関町中町の民家では、代々伝わる江戸時代の木製「御殿雛(ごてんびな)」など貴重な人形も公開するという。

コロナの影響で令和2年以降、今年も感染防止対策として、密集を避けるため、春の寄せ植え教室やちぎり絵講座、関宿街道で食べ物・雑貨を販売する「マルシェ」などのイベントは中止する。

一方、期間中、同市関町中町の106里庭で、関認定子ども園「アスレ」の園児らが、手作りひな人形を展示する。同市東御幸町のショッピングセンター「亀山エコータウン」でも、市内幼稚園の園児らが展示する。

市観光協会は「ひな人形を巡りながら、城下町の亀山宿と宿場町の関宿を楽しんで」と来月の開催に向け、準備に追われている。問い合わせは市観光協会=電話0595(97)8877=へ。