春中ハンド三重県予選、きょう開幕 男子15、女子13チームが参戦

【前回新人大会男子決勝でチームトップの7ゴールを記録した菰野中・森=令和4年3月】

令和4年度第49回三重県中学校ハンドボール選手権新人大会(県ハンドボール協会主催、伊勢新聞社後援)が8日から四日市市日永東の四日市市総合体育館などで開かれ、中2以下で編成する男子15チーム、女子13チームが参加する。

3月26日に富山県氷見市で開幕する〝春中ハンド〟第18回春の全国中学生ハンドボール選手権大会の県予選を兼ねて開催する。大会日程は1月8、9、14、15の4日間で決勝は15日、四日市市羽津甲の霞ケ浦体育館で予定されている。

中学校の部活動チームに加えて前回大会からクラブチームにも門戸を開く。昨年男子チームが初出場し3位入賞したクラブチームの「ヴィアティン三重」は今回初めて男女でエントリー。昨年8月のみえスポーツフェスティバル(サマーカップ)は男女で優勝を果たしており、その再現を狙う。

新型コロナウイルス感染症対策などのため開・閉会式は行わない。

ヴィアティン三重、菰野中が中心

【男子展望】昨年夏のみえスポーツフェスティバル(サマーカップ)1位のヴィアティン三重、2位の菰野中が中心。両チーム昨年12月のJOCジュニアオリンピックカップの県選抜メンバーを擁し、ヴィアティン三重は初の、菰野中は2年連続の優勝が懸かる。

2021年春に発足し、1年生だけで初出場した前回大会でベスト4のヴィアティン三重。昨年に続きチームの主力のセンター吉原陽、レフトバック安田昇馬ら2年生が持ち味の得点力を発揮し頂点を目指す。

2年連続の春中出場に挑む菰野中は2年連続JOC県選抜入りの位田大地の出来が生命線。今年度のJOCは県チームの中心選手の1人としてプレーした。位田同様JOC出場の伊藤隼斗の活躍もカギを握る。

両チームを追うのは左利きの選手4人を擁し、スピードも非凡な四日市南中などか。

ヴィアティン三重が初出場初優勝に挑む

【女子展望】女子中学生世代としては今年度から本格的に活動を始めるクラブチームのヴィアティン三重が、みえスポーツフェスティバル(サマーカップ)に続く県タイトルを獲得するかが注目される。

サマーカップに続く初出場初優勝に挑むヴィアティン三重はサイズがない分、ディフェンスからの速攻で活路を見いだす。ポストの2年生伊藤百花、シュート力も非凡な1年生センター橋本来夢らが走ってボールをつなぐ。

サマーカップ2位の羽津中、同3位の白子中などはヴィアティン三重を相手に粘り強い試合運びができるかが勝利のポイント。羽津中は昨年暮れのJOCジュニアオリンピックカップに県選抜の一員として出場を果たしたセンター森心結を始めジュニアからの経験者が多く、チーム一の長身の1年生山本真央を筆頭にサイズもある。