正月の観光客、大きく前年上回る 伊勢市長が年頭会見

【会見する鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の鈴木健一市長は6日、年頭の記者会見に臨み、正月三が日の伊勢神宮、二見興玉神社(二見町)の参拝者数と昨年の参拝者動向を発表した。

市によると、昨年の伊勢神宮内宮、外宮を合わせた総参拝者数は、603万7417人(対前年比220万9966人増)で前年の約1・5倍となり、コロナ禍前と比較すると大きく下回ったものの、前年を大きく上回る結果となった。また、観光消費額単価について、日帰りで6735円(同942円増見込み)、市内宿泊で2万5728円(同1253円増見込み)とした。

全国で旅行支援が始まったことなどから昨年10月以降は回復傾向となり、伊勢神宮内宮、外宮の三が日合計の参拝者数は37万5379人(同4万3130人増)、二見興玉神社でも13万2660人(同4460人増)となった。

鈴木市長は「久しぶりに行動制限のない正月になり、多くの方にお越しいただいた。今後、感染状況を注視しながら、安心安全な観光地として価値を高めていきたい」とし「コロナで観光客の楽しみ方が変わってきたと感じる。土産物の購入方法や自然体験など、消費者の趣向の変化に合わせた取り組みを進めたい」と話した。