【四日市】三重県北部で学童保育所を運営する社会福祉法人日の本福祉会(四日市市松原町)は5日、インターネット上の仮想空間「メタバース」で、近未来の四日市市を体感できるイベントを市内3カ所の学童保育所で開いた。各学童保育を利用する児童計約130人が参加した。
子どもたちに四日市市の魅力を知ってもらおうと初めて開き、ITベンチャー企業の「FIXER(フィクサー)」(本社・東京都)が協力した。
児童らはタブレットを使い、自身の分身「アバター」を操作して、再開発が進められている市中心部の完成した町が再現された仮想空間内を散策した。
近鉄四日市駅と、新たに駅の東側にできるバスターミナルとを結ぶ円形の歩道橋も現れた。市内3カ所のうち、桜地区学童保育所(同市桜町)の会場で参加した桜小学校4年の坂倉雪花さん(9つ)は「四日市がこんなふうになるんだと、すごくワクワクしてきた」と笑顔で話した。