【鈴鹿】三重県鈴鹿市津賀町の西部カントリーエレベーター野菜集出荷場で、JA鈴鹿白ネギ部会による白ネギの出荷が最盛期を迎えた。出荷は年末年始をピークに、3月まで続く。
同部会は11年前に5軒の農家で設立し、現在は46軒が加入。作付面積は17ヘクタールで、規模拡大に取り組んでいる。
6日は23軒の農家が、品質や太さの等級別に分けた3キロ入りの箱、計2500箱の7・5トン分を持ち込み、検品を受けたり仕分け作業をした。
仕分けした白ネギはトラックに積み、四日市市河原田町の四日市合同青果に配送された。
JA鈴鹿によると、本年度は8、9月の長雨の影響が心配されたが、それ以降は台風の影響もなく、順調な生育が続くという。11月ごろから出荷が始まり、これまでの出荷量は約157トン(12月31日現在)。今年度は前年より約十トン多い約330トンの出荷を見込む。
営農指導員の村嶋峻介さん(31)は「12月の気温が高く最後の成長が良かったので、おいしい白ネギを食べてもらえる」と話していた。