伊勢新聞

社会の変化に対応を 桑名市長、職員に訓示 三重

【幹部職員を前に訓示する伊藤市長=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市は4日、事務始め式を開き、コロナ対策で幹部職員のみが出席した。伊藤徳宇市長が訓示し、撮影した動画を全職員に配信。職員は庁内ネットワークで視聴した。

伊藤市長は「今年はうさぎ年。耳を立て、社会の動きにアンテナを張りながら、皆で変化に対応できる組織として頑張っていければ」「仕事をするためにはオン・オフをしっかりとして、各々の体調管理、部下の体調管理・健康管理をして、チーム全員で頑張っていきたい」とあいさつ。

昨年は災害が多く起こったとして「行政の仕事は市民の当たり前を守っていくことが重要。変化の大きい時代ではあるが、行政としてやるべきこと、福祉の増進と市政の発展をどういう形で進めていけばよいか、改めて認識してほしい」と訴えた。

昨年、人口が14万人を切り、地理的優位性の高い桑名でも危機感を覚えたとして「14万リバウンドプランを発表した。全庁を挙げて人口問題に本気で取り組む一年にしたい」と強調。

これからの改革の段階は「稼ぐ改革」だとした上で「多くの企業に、来てもらうように、どうすれば良いか考えていきたい。改革の中身も変わっていく。公共施設のあり方が市にとってベストなのか、追及を進めていきたい」と語った。