伊勢新聞

「松梅扇宝尽花図」を展示 三十三銀の賀詞交歓会会場に 三重

【賀詞交歓会会場に展示された佐々木氏の作品=四日市市西新地で】

【四日市】三十三銀行(三重県四日市市西新地、渡辺三憲頭取)は4―5日の2日間、菰野町出身・在住のフラワーアーティスト・佐々木直喜氏の作品「松梅扇宝尽花図(しょうばいあおぐたからづくしはなず)」を本店4階の賀詞交歓会会場に展示している。

同氏の作品展示は2008年から続いており、賀詞交歓会が中止となった21年を除き、今回が15回目。同氏は伊勢志摩サミット、北海道洞爺湖サミットで装花担当を務めたほか、花生けで世界的に活躍。6日は同会場で作品を一般公開する。

不老長寿のシンボルである松と梅を使用。松で作った扇は「末広がり」を意味し、扇には胡蝶蘭(こちょうらん)とカトレアで「宝尽くし紋様」を表現している。同行によると「縁起の良いもので縁起の良い形を作ってもらった」作品で、隣に並んだ梅の苔木(こけぼく)とともに来場者を出迎え、来場者からは「松と梅で正月らしくて縁起が良くて良いですね」などの感想が寄せられていた。

また、渡辺頭取は同行グループ役職員に向けて発表した新年メッセージで「『どうやったらできるか』を考える」「『個』の能力を高める」の二つを心に留めてほしいと強調。銀行の成長を展望し、全員で前向きな思いを一つにして、価値ある一年にしようと呼びかけた。