「現有議席の上積みを」 立憲民主・泉氏、伊勢で年頭会見 三重

【年頭記者会見に臨む立憲民主党の泉代表=伊勢市宇治中之切町の神宮会館で】

立憲民主党の泉健太代表は4日、伊勢神宮参拝後、三重県伊勢市宇治中之切町の神宮会館で年頭記者会見に臨み、4月の統一地方選について、「現有議席の上積み、さらに新人の擁立も含め努力し、全員の当選を目指したい」と話した。

また、次期衆院選については、「現在百議席を下回っている。まずは150の選挙区で勝てる状況を作り上げたい」と話し、岡田克也幹事長は「比例区も含め議席を伸ばしていく」と述べた。県内選挙区について、泉代表は「三重は議席増加が十分可能な県だ」と強調。中川正春県連代表は「今、公募で候補者を募集している。まずは統一地方選をしっかり勝って、次のステップに臨みたい」と語った。

岸田政権については、泉代表は「国会が閉まってから重要なことを決めていく」と批判。「防衛費の問題、経済政策、エネルギー政策など野党第一党としてのチェック機能を果たしていく」と強調した。野党共闘については「他の野党とも連携を深めながら、自民党政権のおかしなところをただしていく」と話した。

重点的に取り組む政策課題については、経済対策や賃上げを挙げ、「春闘が始まる前に、価格転嫁や賃上げの流れをつくりたい」と述べ、賃上げされなかった場合は、給付の実施も当面の課題だとした。