国民民主党の玉木雄一郎代表は4日、伊勢神宮参拝後、三重県伊勢市宇治中之切町の神宮会館で年頭記者会見に臨み、4月の統一地方選について「地域で足腰を強める一里塚は自治体議員を増やすことだ」と強調し、「(地方議員の)倍増を目標に掲げる」と述べた。
玉木代表は「昨年の参院選を踏まえ、まだまだ足腰が弱いと感じた」と指摘。「各都道府県に県連を設立したが、魂を入れることが必要」と話し、「できる限り党籍を持ってもらい、県連とともに活動する議員を増やしていく」と話した。地方議員がいない空白県を中心に積極的に擁立していく考えも示した。
また、「日本の最大の課題は賃上げだ。5%程度の賃上げを実現したい」と強調。「25年間、賃金が上がらなかった日本のあり方を変えることが重要」とし、今年の春闘に向け、政労使の政府、経団連、連合による3者での協議会設置を提案。賃上げや価格転嫁に向けた合意について働きかけていく考えを示した。
自公政権との連携が取り沙汰されていることについては、「政策本位で国民のための政治を行うには与野党を超えて連携することが重要で、その方針に変わりない」と語り、政策立案に向けて与野党問わず連携していく考えを強調した。