【度会郡】三重県大紀町の二十歳の集い(成人式)が2日、同町崎のコンベンションホールであった。町は式典の時間短縮や手指消毒、検温など新型コロナウイルス感染対策を行い、門出を祝福。新成人対象者72人のうち54人が出席し、華やかな振り袖やスーツ姿で大人への一歩を踏み出した。
新成人8人でつくる実行委員会が昨年11月から準備を進め、当日は司会や受付、記念品贈呈など役割分担をして式に臨んだ。
服部吉人町長は「皆さんの熱い情熱と若いエネルギーを大紀町の町づくりに生かしてもらえることを期待している」と激励した。
新成人代表で町職員の東虎汰郎さん(20)は「大紀町出身者としての誇りを胸に、一人の大人としての自覚を常に忘れず、責任ある行動と人を思いやる優しい心を持って社会に貢献していきたい」と決意を述べた。
式後は、新成人らが記念撮影をして新たな門出を喜び合った。摂南大学法学部2年の瀬古汐織さん(19)は「育ててもらった両親に感謝し、これからも自分のするべきことをしっかりやっていきたい」と話した。