<聖火と走る>大震災経験、何事にも全力 北見悠加さん

【北見悠加さん】

いつかまたチャンスがあれば走りたいと希望を持ちながら、この1年を過ごしてきました。新型コロナがまだ終息しておらず、なくなるかもしれないと不安もありますが、走ることができたら、1年間延期になった悔しさや、今まで支えてくれた方に感謝の気持ちを込めて走りたいです。

高校2年のときに阪神淡路大震災が発生し兵庫県の自宅で被災し、岩手県の観光牧場で働いていたときに東日本大震災に遭いました。この経験から、当たり前のことが当たり前ではないと感じていて、目の前の一つ一つのことに全力で取り組んでいます。

8年前に夫婦で御浜町に移住し、観光牧場を経営しています。万が一、大震災が起こってしまった場合、つらいを思いをされている方が私たちの牧場に来て少しでも笑顔になれるお手伝いができたらと思っています。