<聖火と走る>スポーツへの恩返し 「FC伊勢志摩」理事長兼監督 小倉隆史さん

【小倉隆史氏】

昨年は新型コロナウイルスの影響で日本中、世界中が大変な状況だった。自分たちもサッカーができることが当たり前じゃないことに気付かされた一年だった。

東京オリンピックも開催を巡りいろいろな意見があることは承知している。ただそこにかけてきた選手たちの気持ちを思うと、やらないという選択がいかに苦しいことか…。自分もスポーツに育ててもらい選手としてもやってきた。安心安全を確保した上で、オリンピック憲章の趣旨に沿って競技をやらせてあげることができたらと思う。

聖火リレーへの参加も、自分にとってスポーツへの恩返しと考えていたので聖火ランナーの辞退は考えなかった。なかなか無い雰囲気の中での聖火リレーになると思うが、県民の皆さんもポジティブにとらえて、選手の後押しをしてもらえたらと思っている。